小児矯正
      小児矯正

以前は遺伝的な問題が主な原因で歯列不正が起こり、永久歯が生えそろってから矯正治療をしていくという選択がほとんどでした。
しかし、多くの研究により、子どもの歯列不正や顎の発育不良の原因は、「口呼吸」、「舌の癖」、「飲み込みの癖」、といった後天的な機能的問題(悪習癖、環境因子)が大きな原因であることがわかってきました。
子どもの歯列不正や顎の発育不良が起こる原因とは
などがあります。
そんな原因(悪習癖、環境因子)を解消し、健康な発育・発達を目指し、結果的に悪い歯並びを改善していくために開発されたのが「子ども矯正です。
子ども矯正は、乳歯から永久歯への歯の生え替わる時期を見ていきながら、6歳前後からスタートし、成長に合わせて頭蓋・顎・顔面の発育を促していきます。永久歯の生え替わりに関しては個人差が大きく、そのお子さんの生え替わりの状況によって治療開始時期は大きく変動します。
原因となる「癖」や口腔筋機能を改善するために口腔周囲の筋機能訓練(MFT)をおこない、正常な頭蓋・顎・顔面の成長、発育を目指します。
日中1時間、就寝時の専用マウスピースの装着と、ご自宅で1日約2〜5分程度の筋機能トレーニングを行っていただきます。注意していただきたいのが、マウスピースのみを装着するだけではほとんど改善できせん。ご自宅での筋機能トレーニングがとても大切です。そして月に一度来院していただき、専門のトレーナーがチェックします。
子ども矯正(予防矯正)の良好な結果を得るためには、毎日の訓練とマウスピースの装着を行うことが重要ですが、そのためには保護者の方の協力とご本人の頑張りが必要不可欠です。
スムーズに進めば約2年で筋肉機能は整うよう設定しています。当院では子どもたちの歯列不正や顎の発育不良を予防するために、お子さん一人ひとりにあったプログラムでトレーニングを行っています。(進行度合いによっては期間の延長が必要なケースもあります)
上顎前突
(じょうがくぜんとつ)

上顎の前歯が前に傾斜していたり、突き出ていたりする状態で、一般的に「出っ歯」と呼ばれています。
下顎前突
(かがくぜんとつ)

下顎が上顎よりも前に突き出ている状態で、横顔がしゃくれたように見えます。かみ合わせが反対になるので「反対咬合」、あるいは「受け口」とも呼ばれています。
上下顎前突
(じょうかがくぜんとつ)

上下の歯が前に突き出ている状態で、顎の骨に問題がある場合と、歯だけが前に出ている場合とがあります。うまく噛むことができず、見た目も良くありません。唇を自然に閉じていられない場合もあります。
叢生(そうせい)
(乱ぐい歯・八重歯)

歯並びがでこぼこな乱ぐい歯、犬歯が前に突き出た八重歯などをいいます。顎が小さいと歯が生える十分なスペースがないため、歯と歯が重なり合って、叢生が生じると考えられています。
開咬
(かいこう)

上下の歯がきちんと噛み合わず、奥歯のみ噛めて、前歯は噛めていない状態です。そのため、前歯で食べ物をうまく噛み切ることができないだけでなく、正しく発音ができなかったり、咀嚼(そしゃく)がうまくできなかったりすることもあります。
過蓋咬合
(かがいこうごう)

上の歯が下の歯に深く被ってしまっている状態です。このため顔が短く見えることがあります。上下の歯が過剰に接触し、歯を傷つけてしまうこともあります。
交叉咬合
(こうさこうごう)

部分的に上下の歯のかみ合わせが反対になっている状態です。顎の関節に悪影響を及ぼし、顎関節症を引き起こすこともあります。
お子さんが4歳くらいになったら、以下の項目をチェックしてみてください。
歯並びやかみ合わせが悪くなる原因の悪習癖があげられています。
もし当てはまるものがあれば、子ども矯正を検討したほうが良い可能性があります。
予防矯正の一番の目的は、お口周りの筋肉の調和を整え、健康で正常な発育・発達を促すことです。そうすることで、顎の適正な成長により自然と歯並びも整っていき、下記のような変化が認められます。
| メニュー | 料金 | 
|---|---|
| 初診(相談料) | 0円 | 
| 精密検査・診断 | 50,000円(税別) | 
| 装置・矯正代 | 300,000円〜(税別) | 

成人矯正の大きな目的には、見た目のコンプレックスの解消があります。
その他の重要な目的として、きれいな歯並びになることで歯みがきがしやすくなり、むし歯や歯周病の予防につながります。さらには、噛み合わせが整うことで、噛むときに使用する筋肉や顎関節、歯周組織(歯肉や歯を支えている歯槽骨など)に余計な負担をかけずにすみ、全身の健康にもつながります。
当院では従来のブラケットやワイヤーを用いず、透明なマウスピースを使用して歯並びを整えるマウスピース矯正を行っており、世界シェアトップを誇る「invisalign(インビザライン)」を取り入れています。
当院で使用しているインビザラインは、精密な3Dシミュレーションに基づいて段階ごとに設計されたマウスピースを1日20時間以上装着し、少しずつ歯を動かします。透明のため目立ちにくく、周囲に気づかれずに治療が受けられるという特長があります。取り外しも可能で、いつも通りに食事や歯みがきをすることができます。また、金属アレルギーの心配がなく、装置のトラブルが少なく、快適に矯正治療を進めることができます。さらに、治療開始前に終了後の歯並びをシミュレーションで確認できる利点があります。
こんな方におすすめです。
インビザラインは良い治療方法ですが、守らなければいけない「注意点」があります。
カウンセリング
歯並びのお悩みや治療に関する疑問などを丁寧にうかがうことから始まります。そして、マウスピース矯正の治療内容やメリット・デメリット、費用などを説明いたします。疑問や不安があれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
精密検査
歯並びが悪いと言っても、患者さん一人ひとりでお口の状態は異なります。精密検査では口腔内検査のほかにレントゲン撮影、顔や口腔内の写真撮影を行い、精密に歯並びやお口の状態を把握します。
治療計画のご説明
精密検査の結果をもとに作成した治療計画についてご説明します。どのくらいの期間をかけて、どのくらいの力で歯を動かしていくのか、治療のシミュレーションを行います。ここでも疑問や不安が出てくると思いますので、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
マウスピースの作製
米国のアライン社に資料を送付し、患者さん専用の装置を作製します。
矯正治療の開始
マウスピース型装置が届いたら治療開始です。歯の動き具合に合わせて少しずつマウスピースの形を変えていき、目指す位置まで歯並びを整えていきます。1つのマウスピースで0.3ミリずつ歯が移動するように設計されており、7〜10日ごとにマウスピースを交換しながら治療を進めます。1日に装着する時間は20時間以上です。
保定期間と治療終了
目指す位置まで歯が動いたら、その状態を維持できるように保定を行います。一定期間保定を行ったら、矯正治療は終了です。
マウスピース矯正は自由診療で、治療内容やプランに応じて費用が大きく異なります。詳細な費用については、カウンセリング時にご相談させてください。
| メニュー | 料金 | 
|---|---|
| 初診(相談料) | 0円 | 
| 精密検査・診断 | 50,000円(税別) | 
| 装置・矯正代 | 500,000円〜(税別) | 
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